寒くなってくると手放せなくなるのが、あたたかい毛布。
夏の間しまっておいたものを出してきたら、なんだかカビ臭い!
毛布をすぐ使いたいのにカビ臭い、そんなときの対処法をご紹介します。
毛布にカビが生えてしまったときの洗濯方法や、洗濯する前に見ておきたい注意点についてもお話しますよ。
毛布がカビ臭いときの対処法
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押し入れから出してきた毛布がなんとなくカビ臭い、そんなときにやってみたい対処法はこちら。
天日干しする
お日様の力は偉大なもの。
午前中に毛布を出してきた場合は、2~3時間程度天日干しするといいでしょう。
日光に当てることで湿気が飛び、カビ臭さも緩和されるはずです。
カビは寝ている間の汗による湿気を元として繁殖するため、カビを防ぐためにも定期的な天日干しは重要ですね。
コインランドリーの乾燥機を使う
コインランドリーには、布団や毛布を乾燥させることができる乾燥機が何台か置いてあります。
10分で100円~200円程度の設定になっているお店が多いため、10分や20分程度乾燥機にかけるだけでもかなり湿気が飛んでふかふかになるはず。
毛布のタグに「乾燥可」とあるものは乾燥機にかけるのがおすすめです。
コインランドリーの乾燥機は、家庭用洗濯機の乾燥機能のおよそ10倍の熱で乾燥させています。
カビ臭さを取り除くほかにもダニ予防にもなるので、アレルギーなどが心配な場合はコインランドリーの力を借りてみるのもいいかもしれませんよ。
ダニが心配な場合は、乾燥機から出して少し冷ましたあと、掃除機をかけてください。
重曹を使う
実は、カビ自体はもともと無臭。
カビ臭いあのにおいは、カビが繁殖するときに出る老廃物のにおいなのです。
そこで頼りになるのが重曹。
重曹は弱アルカリ性の物質で、人体から出る汗や垢など酸性に由来するにおいを中和してくれるはたらきがあります。
重曹を粉のまま使う方法と水に溶かして重曹水を作る方法がありますので、ご紹介しましょう。
重曹を粉のまま使う
毛布を広げて重曹をさらっと振りかけます。
あまり重曹をかけすぎないように注意してくださいね。
そのまま30分程度置いておき、時間が経ったら掃除機で重曹を吸い取ります。
その後天日干しをすると、消臭効果のアップが期待できますよ。
重曹水を作る
鍋に250mlほど水を沸かし、沸騰する前に大さじ1の重曹を少しずつ加えてよく混ぜます。
重曹水ができたらスプレーボトルに入れて、よく振ってから広げた毛布に吹きかけてください。
ドラッグストアに「重曹スプレー」として売られているものもありますので、重曹をわざわざ買ってくるのが面倒という場合はそちらを使ってもいいでしょう。
重曹水を吹きかけたら、毛布を天日干ししたり乾燥機にかけたりすると消臭効果のアップが期待できます。
毛布にカビが生えてしまったときの洗濯方法
毛布にカビが生えてしまったら、まずは毛布の素材を確認しましょう。
素材によって水洗いができないものもあります。
洗える素材
アクリルやポリエステルなど化学繊維
マイヤー(毛足が長く、特殊な編み方をしている化学繊維)
マイクロマティーク(シルクよりも細く、保温性に優れた化学繊維)
ウール(手洗いのみ、洗濯機不可)
洗えない素材
シルク
キャメルやカシミアなど動物性の繊維
洗濯前の下準備
まず、カビそのものを除去します。
重曹水やエタノール、布団用のカビ取りスプレーをタオルに染み込ませ、トントンと叩くようにしてください。
ある程度カビが落ちたら、洗濯機で洗いましょう。
このとき、毛布のタグを見て「乾燥機にかけてもよいか」「漂白剤を使ってもよいか」ということを確認してくださいね。
そして洗濯機に毛布を入れるときも、注意したいことがあります。
お使いの毛布の重さは、洗濯機の容量の半分程度になっていますか?
一般的な家庭用洗濯機は7キロが容量となっていますが、これは毛布に換算するとシングルの毛布1枚程度です。
一度に何枚も毛布を洗うことはできないので、注意してくださいね。
毛布を洗濯するときは、毛布を三つ折りにしたあとにくるくると丸めます。
丸めた毛布はネットに入れ、毛羽立たないようにしましょう。
毛布を丸めても洗濯機からはみ出すなど、容量ギリギリになってしまう場合は、毛布専用の洗濯機があるコインランドリーがおすすめですよ。
まとめ
カビ臭い毛布の対処法や、毛布に生えたカビの洗濯方法についてお話しました。
毛布の素材や使える洗剤の種類を確認することも重要ですが、日頃から定期的にメンテナンスするのが一番です。
家族が使うものでも、お客様用のものでも、季節の変わり目には一度出してきて掃除機や天日干しをしてあげてくださいね。