現在ハウスダストによってアレルギーとなる人が3人に1人の割合でいます。
ハウスダストとは、衣類や布団から出るホコリなどを指します。
人や動物の毛やフケ、食べ物のカスもハウスダストの元になります。
さらに、ハウスダストは見えないゴミも含みます。
ダニ等の微生物の死骸やフン、カビや花粉などの胞子もハウスダストになります。
ハウスダストは、呼吸等から体内にはいりアレルギーを引き起こします。
ハウスダストアレルギーとは、体の中にホコリ、ゴミ等のハウスダストがはいり過ぎることで拒否反応が起こることです。
清掃中にホコリを浴びてクシャミや鼻水が止まらなくなる症状が、アレルギー反応の一種なのです。
ハウスダストアレルギーは突然発症するものではなく、刺激となるハウスダストが体内に一定量以上に達した時発症します。
エアコンや、空気清浄機のフィルターの掃除せずに使用するとアレルギーの症状が出るのはフィルターに溜まったホコリやカビが原因と言えますが、フィルターがない扇風機を使用してもハウスダストアレルギーの症状が出る時があります。
それはなぜでしょうか?
扇風機でアレルギーの症状が出る原因
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扇風機を使用することによって部屋に溜まっていたホコリ等が舞い、目や鼻に影響をおよぼしアレルギーを引き起こすのですが、それだけではありません。
意外と盲点なのが、扇風機の羽根、フレームに付いているホコリが原因となっていることが多いのです。
風を起こすためにずっと回っている羽根にホコリがそんなに溜まるのか?とお考えになると思いますが、ひと夏使用した後、羽根とカバーをご覧いただければ一目瞭然です。
ひどいと羽根はホコリで灰色に染まり、カバーにもびっしりホコリが付いているはずです。
これがハウスダストアレルギーの原因であることが多いのです。
部屋をいくら掃除しても扇風機を回すと目や鼻にアレルギー症状が出るという方は是非扇風機の掃除をおすすめします。
ハウスダストの対策方法
清掃のポイント
ハウスダストがかたまりホコリとなると、空気中に舞い上がりやすくなり、アレルギーを引き起こしやすくなります。
ダニはホコリ1グラムの中に3000匹はいると言われています。
こまめな部屋の掃除を行うことは重要ですが、特におさえたいポイントは、
家具や棚の上は濡れ雑巾で拭くこと
エアコン、空気清浄機のフィルターを水洗いすること
年に2回はたたみを干すこと
電気掃除機をかける時、1平方メートルあたりを20秒以上の時間をかけて行うこと
の4点です。
寝具の手入れ
他にも、寝具の手入れが重要です。
ダニは人のフケ、垢を餌にするため、それらの温床である寝室や寝具でよく増殖します。
寝室の床はよく掃除機をかけ、寝具は晴れた日に天日干しをし、枕カバーやシーツは毎週洗濯しましょう。
また扇風機にも有効な対策があります。
前面に被せるカバーは子供が羽根に指を突っ込まないようにするためのものですが、扇風機のホコリを防ぐため空気を吸い込む裏面に被せるホコリフィルターがあります。
このホコリフィルターを付けることにより扇風機が空気清浄機の代わりにもなります。
扇風機の掃除も楽になりますし、一石二鳥です。
換気
部屋を閉め切っていると換気が行われにくいためハウスダストが溜まりやすいのです。
部屋の換気は定期的に行いましょう。
でも風の強い日は窓を開けるのを控えましょう。
逆にホコリや砂がはいってハウスダストの原因になります。
まとめ
部屋のホコリはアレルギーだけでなく喘息などにも影響を与えます。
こまめな清掃はハウスダストを防ぐ基本です。
今現在ハウスダストアレルギーの症状が出ていなくてもホコリまみれの部屋で生活していたらいつ発症してもおかしくありません。
日頃から部屋を清潔に保つことを心掛けましょう。